「履歴書」と「職務経歴書」の記入ガイド
書く前に情報を整理しよう
まずは応募書類に書き出す前に、自分自身の情報を整理しましょう。資格やスキル、大切な価値観などをまとめることで、目指す方向性が見えてきます。
たとえば、キーワードとなるような単語や数字を出すと具体的なイメージに繋げやすいですよ。また、「When(いつ)」「Where(どこで)」といった5W2Hに沿って書き出してみると、いままでの経験を振り返りやすいでしょう。
応募書類は、郵送・メール・面接時に持参のいずれかで渡すことが多いようです。送付方法の指示があったり、渡す方法によって細かいマナーが違いますので、しっかり確認しておきましょう。
履歴書の書き方
基本的なプロフィールなどを記入する履歴書は、応募者がどういった人物なのかを確認されます。現代ではパソコンで作成する場合もありますが、手書きが好まれる場合もあるようです。
手書きで書く際は、黒のボールペンや万年筆を用い丁寧に書き、間違えた場合は新しい履歴書に書き直しましょう。空欄が多いと良い印象がもたれにくいので8割ほどは記入したいところです。
転職先が病院やクリニックの場合は「貴院」、法人の際は「貴社」を使用します。志望動機や自己PRは、「なぜその病院や会社を選んだのか」「これからどうなっていきたいのか」を伝えましょう。その際、具体的なエピソードがあるとイメージしやすくなり担当者に伝わりやすいです。
また、ポジティブな言い回しができないかも考えてみましょう。短所も長所に言い直すことができますよ。
本人希望記入欄は、部署や勤務地などのこだわりがある人は簡潔にまとめましょう。特に何も無ければ、「貴院の規定に従います」と書くと好印象です。
職務経歴書をまとめるポイント
職務経歴書は、実務内容やスキルを詳しくまとめたものになります。履歴書で伝えられなかった詳細な情報を確認して、「転職先と応募者がマッチしそうか」などの確認に使われます。
看護師として働く際、職務経歴書の提出が求められない場合もありますが、まとめておくことで面接の準備などに役立ちますよ。
初めての転職の場合、時系列に沿って経歴を書く「編年式」が書きやすいかもしれません。自由形式ですのでタイトルや表を使って、見やすく作成しましょう。職務経歴書は、パソコンでA4サイズ1〜2枚を目安に作ると印刷しやすいのでおすすめです。
タイトルは中央揃えにし、日付、氏名は右揃えにします。日付は和暦か西暦で統一し、郵送はポスト投函日か、面接と同時に持って行く際は面接日を書きましょう。
次に概要を一言書き、その後に勤務先や在籍期間、病床数など具体的な職務内容を書くと良いでしょう。配属が変わった経験がある方は別々に記載する方法もあります。
ほかにも活かせる能力、保有資格も記載しておき、締めとして自己PR欄も作るとまとめやすいです。さらに「強みをどう仕事に活かすか」といった観点につなげられると説得力が出ます。もし、新人や後輩の教育担当をしていたり、研究発表の経験などがあればアピールに盛り込みましょう。また、チームワークやパソコンスキルといったビジネススキルの内容も書くことができますよ。記入後は書類を見直し、誤字脱字などのチェックをしておきましょう。
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